マルナカ  | 日記 | 『きょうの めかくし』

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マルナカ  の日記

『きょうの めかくし』

2021.06.18

昔の話。

広い庭で弟と目隠しで鬼ごっこを

やっていた。

オモチャの刀か 新聞紙を丸めた物で

鬼👹の私は目隠しをして、声を出す

幼い弟を恐る恐る追いかけた。

「ウォーウォー」と弟を驚かせる

声を出すのが得意。


過去、駄菓子屋で「ところてん」を

買いビニール袋に入れ持った弟に

怖い大声を出して驚かせ

夕方 追いかけた。

弟はビニール袋を道に落として

破裂させ家に戻った事もあった。

その頃  美味しい駄菓子が

沢山あったのに「ところてん」も

何故か人気があった。

味は 酢と醤油。

食べ方は1本のお箸ですくって

食べると言う暗黙の決まりがあった。

お箸🥢で ところてんを食べるだけでも

大変なのに1本のお箸で食べた。

食べにくくて楽しい と

娯楽の少ない子供達には

面白かった。


駄菓子屋のおばさんが ところてんの

塊を水槽からすくい四角い木枠に入れ

お椀に木の押し棒で出してくれた。


本題の『目隠し鬼ごっこの話』に戻る。

追いかける方もスリル満点。

追われる弟も 迫力のある声を出す

「鬼」が幼心に怖かったのだろう。


その内 声のする方向に行くと

いつの間にか弟は庭から道に

出てしまった。

「道に出てはダメ!」ルールを

作る頭は無かった。


凄い声を出し棒を振り回し

追いかけて行った。


すると突然 体が宙を舞った。

何処かに落ちた。

「建設工事中の側溝」の

コンクリートの穴だった。


目隠しを取り 下唇の下側を切った

状況が分かった。


弟も私も泣いた。


弟は泣き叫びながら

母を呼びに行った。

(ここだけは気が利く弟)


家に居た母が血相を変えて

飛んできて医者に連れて

行ってくれた。


今思うと 大雑把な縫い方で3針

縫った。

口の中からでも 外からでも

今も跡が残っている。


兄姉弟の中でも 私は親に

1番 何かと心配を掛けてしまった。


いつも天国の親に感謝している。

そして反省している。



#朝ラー #マルナカ

『きょうの  めかくし』

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